ツーリング特集

何もないのがいい北太平洋シーサイドライン

大自然に心癒されるツーリングロード

北太平洋シーサイドラインは、北海道はデッカイドー!そんなフレーズが実感できるツーリングルートです。
根室市の納沙布岬と十勝の広尾町を結ぶ全長320kmにも及ぶ海岸線で、その中でも特に浜中町と根室市街間を走る道道142号線のルートが人気です。

人の手があまり入っておらず、素のままの自然が感じらるのが北太平洋シーサイドラインの特徴です。
太平洋と大地に挟まれた道が、どこまでも続きます。
本州では得られない開放感に満ちた空間を走っていると、人間は自然の一部に過ぎないことが実感でき、大きな癒やしが得られます。
何もないからこそ、心が満たされる、北太平洋シーサイドラインは、そんな特別な体験が得られるドライブウェイです。

ビューポイントがもりだくさん!キャンプ場で一泊するのもおすすめ

ルートとしては、釧路市から出発して根室半島の突端に位置する納沙布岬(のさっぷみさき)へと北上するのが一般的です。
まず釧路市から国道44号線を東へ進み、根室市へと向かいます。
約1時間のんびり走ると厚岸町にたどり着き、ここから北太平洋シーサイドラインに入ります。

道道123号線から道道142号線へと進み、しばらくすると「琵琶瀬展望台」が見えてきます。
この展望台は厚岸郡浜中町に位置し、霧多布湿原から太平世までを見渡すパノラマの絶景が楽しめるビュースポットです。
季節の花々が咲き乱れる美しい湿原で、「花の湿原」の別名でも親しまれています。
また早朝の風景も絶品で、霧に覆われた湿原に朝日が降り注ぎ、夢のような光景が広がります。

次は「霧多布岬(きりたっぷみさき)」を目指しましょう。
太平洋に突き出た霧多布半島にある岬で、正式には湯沸岬(とうふつみさき)といいます。
荒々しい太平洋に囲まれた景勝地で、厚岸道立自然公園の一部となっています。
近くにはキャンプ場もあり、ここで一泊するのもおすすめです。

霧多布岬を後にしたら道道123号線に戻り、右手に太平洋を眺めながら走りましょう。
信号がほとんどなく交通量も少ないので非常に快適で、北海道の大地を走っていることを実感できる道です。
しばらく走ると142号線に切り替わり、鉄道・花咲線の線路に並行して走る道を走り、浜松海岸へと至ります。
そのまま根室市街へと走り、道道35号線を通ってゴールの納沙布岬に到着です。

納沙布岬は北海道の東の端で、北海道で一番日の出が早い場所としても有名にスポットです。
例えば6月の日の出時間は午前3時30分過ぎとのことで、沖縄県の那覇に比べても2時間早いのだそうです。

ツーリングの合間には、北海道の新鮮な魚介類が楽しめるグルメも味わいましょう。
厚岸をはじめ各地で牡蠣の養殖が盛んに行われているので、牡蠣を使ったメニューが人気です。
この他、いくら丼や海鮮丼、寿司のほか、釧路ラーメンもおすすめです。