ツーリング特集

ツーリングの準備をしよう

持ち物チェック

バイクに乗っての一番の楽しみは、ほとんどの人がツーリングに出掛ける事と答えると思います。
免許取り立ての初心者から、もう数十年乗っているベテランライダーまで、何回行っても飽きが来ないですね。
そんなツーリングを、より楽しく、より安全に、より快適になる準備の仕方をご紹介します。

ツーリングに出掛けるに当たって、特別必要な身に付ける装備品は無いのですが、ツーリング向きの装備品を用意しておくと便利です。
ヘルメットはフルフェイス、ジェットタイプ共に、ベンチレーターが付いている物があれば、夏場の暑い日でも快適に走れます。

グローブは少し厚手の物を装着しておくと、ハンドルからの細かい振動を吸収するため、長時間走行しても疲れにくいです。
靴もライディングブーツを履いていると、ステップからの振動を吸収してくれたり、万が一転倒した場合に足を衝撃から護ってくれたりしますので安心です。

ツーリングの服装

夏場に半袖姿で走っているライダーを見かける時がありますが、そのままの服装でツーリングに出掛けるのはNGです。
Tシャツの上に薄手のジャケットを羽織るだけでも、安全面は勿論の事、走行中の風が当たる事によって起こる疲労を軽減してくれます。

ジャケットやパンツを選ぶ時のポイントは、走行中に風でバタつきが無い物かどうかです。
ライディング用のジャケットやパンツは走行時の事を考えて作られています。
最近はオシャレなデザインのライディングジャケットや、ライディングパンツが市販されているので、普段の街乗りにも気軽に使えるので、お薦めです。

あれば快適なアイテム

目的地を特に決めず、行き当たりばったりのショートツーリングなら必要は無いのですが、目的地のあるロングツーリングの場合は、地図は必需品です。
ツーリングマップも便利ですが、車載用GPSがあれば、運転しながらコースをチェック出来るので、より快適にツーリングを楽しめる事でしょう。

日帰りショートツーリングでは、余り活躍する機会は少ないかもしれませんが、ロングツーリングではレインウェアは必需品です。
レインウェアを選ぶ時のポイントは、襟・袖・裾が絞れて雨が入りにくいのは勿論、ジッパー部にも直接雨風に当たらない様に工夫された物を選びましょう。

また、雨の走行時は意外と視界が悪い為、車に比べて小さいバイクは目立ちません。
他の車からも判別しやすい、明るい目立つ色の物を選びたいです。
冬の寒い日には防寒具代わりにも使えるので、ここは少々高価でも、縫製のしっかりとした、ライディング用のレインウェアを購入したいところですね。

バンダナやウエットティッシュも、意外と必需品です。
バンダナは首元に巻いておけば、走行中に飛び込んで来る虫や小石を防ぎ、ケガをした場合の止血帯としても使え、ウエットティッシュもヘルメットやカウルのシールドに付いた虫や埃を取るのに便利です。

万が一の必需品

ツーリング中で一番避けたいトラブルなのが、メカニカルトラブルです。
少々のネジの緩み等が原因となり、大きな事故が起きてしまう可能性があります。

エンジンやブレーキ、チェーン等のトラブルには、日頃の整備を入念におこなうことで、未然に防ぐことが出来ますが、パンク等は不意に襲って来たりします。
パンク修理キットを用意しておくのは勿論、いざと言う時の為に、実際に使えるように準備しておきましょう。

そして万が一転倒した時の事を考えて、予備の工具を持って行く事をお薦めします。
ほとんどのバイクには標準装備で車載工具が積まれてはいますが、これだけでは心許ないですね。
点数が限られている上に、作りも少々チープなので、メガネレンチを数点持って行くだけでも、いざと言う時には心強いですよ。

ツーリングを楽しく成功させる為にも、準備には十分時間を掛けて、安全に帰宅出来る様に心掛けましょう。