風から体を守る防風対策

防風対策の重要性

バイク走行時の風によるダメージは、思ったよりも手ごわいものです。
特に冬場は、氷の中を泳ぐと揶揄されるほど、風による体温の低下は体の障害にもなりかねません。
また、高速道路やトンネル出口付近では、強風によるあおりが危険性を増してしまいます。
風は、強くなればなるほど、バイクに危険な圧力がかかり、横滑りや転倒などの危険が増すため、バイクの防風対策は必須条件ともいえるものです。

風は目に見えないため、走行中の風切り音などにより風を認識します。
ロングツーリングの際には、こうした風切り音や体温の低下により、知らないうちに疲れがたまってしまい、防風対策の重要性を、再認識される方も多いのではないでしょうか。

ロングツーリングおける防風対策は特に重要

ツーリングも慣れてくれば、さらに遠くへと足を延ばすのが常道というもの。
高速道路を利用すれば、はるか遠くな土地でも、手軽にたどりつくことができます。
しかし、高速道路には、こんなメリットやデメリットがあるんです。

『メリット』
・遠距離を素早く移動できる。
・時間の節約ができ、スケジュールを詰めることができる。
・夏場は涼しく快適。
・移動が速いため、体力が温存できる。

『デメリット』
・高速料金が余分に必要。・冬場は寒く凍えてしまう。
・長時間冷風にさらされるため疲れが増す。
・寒さにより、体が固まってしまうことでコリがたまる。

このように、高速道路を利用する際には、体の負担が大きくなってきます。したがって、ロングツーリングおける防風対策は、特に重要視されなければいけないのです。

ウインドスクリーンについて

バイク乗りなら、ウインドスクリーンのことは当然ご存じのはずですよね。
ウインドスクリーンとは、ウインドシールドとも呼ばれ、バイクの防風対策には、優れた効果を発揮してくれるバイクパーツです。
ウインドスクリーンは、車種ごとの専用品や汎用品があり、ご自分の愛車に合わせてパーツを選ぶことができます。
すでに、ご自分の愛車に、標準装備としてウインドスクリーンが装着されている場合もあります。

しかし、さらに大きなタイプの、ウインドスクリーンに変更してみるというのも一つの選択肢なんです。
ウインドスクリーンを装着すれば、首や胸元に当たる風をやわらげることができます。
完全なる防風対策とまでは行きませんが、一つの対策肢としてぜひご検討下さい。

電動スクリーンについて

最近のバイクは電動化が進み、電動スクリーンなるものも装備されるようになってきました。
電動スクリーンとは、可動範囲を無段階で調整でき、走行中であっても高さを自由に調整することができます。
電動スクリーンは、通常の走行時のほか、風当たりが強くなる高速道路などで、大いに力を発揮してくれる優れものなんです。

ロングツーリングにおいても、その利便性はすぐに体感でき、思わぬ疲れの軽減でびっくりされる方も多いのではないでしょうか。
しかし、デメリットとしては、今のところ汎用品として発売されていないため、装備車を投入しなければならない点です。
バイクを購入を検討されている方は、レンタルバイクなどで、一度体感されてみてはいかがでしょう。